夏 各地 JR沿線 撮り旅シリーズ北海道の鉄道は絵になる！
夏の「撮り鉄」の旅へGO!!

釧路に向かって右手に広がる太平洋の青と、パシクル湿原の緑。根室本線の尺別駅〜音別駅〜古瀬駅にかけては「乗ってよし」「撮ってよし」の絶景エリアです。このような湿地帯は道路が近くにないので、大自然の中をゆく列車をカメラに収められますよ。

釣り人は海に向けて竿を投げますが、撮り鉄は列車のライトにレンズを向けましょう。道東の夏の早朝は霧が発生しやすく、幻想的な鉄道写真を撮るには絶好のシチュエーションです。釣りと一緒で、鉄道写真の傑作を撮るなら朝が一番の狙い目なのです。

道東の鉄旅の魅力は、海岸線沿いだけとは限りません。オホーツクの平野を走る列車を、酪農地帯のシンボル「牧草ロール」がお出迎え。フラットな視線で探してみると、鉄路のちょっとしたところに絵になる「北海道らしさ」を見つけることができます。

ニセコといえば、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山！その姿は、まさに北海道の富嶽三十六景です。あなたが撮影に挑戦する時は、はたして何合目まで見えるでしょうか。サイクリングやラフティングもいいですが、「とっておきの１枚」を額に飾ってみませんか。

新千歳空港から札幌に向かう間にも、手軽にトレインビューが楽しめます。出張などで訪れた北海道、鉄旅の時間がゆっくり取れなくても、近場で絵になるスポットはあります。途中下車してちょっぴり「鉄分補給」をしてから、しっかり仕事に挑みましょう！

北海道を代表する温泉リゾートとしても有名な洞爺湖周辺から、噴火湾（内浦湾）へちょっと移動して、海の向こうに山を収めた鉄道風景を撮影しましょう。フルーツ狩りをしながら、海に向けてドライブすると、こんなステキな景色に出合うことができます。

人気の観光地・富良野を訪れるなら、臨時列車「富良野ラベンダーエクスプレス」を狙いましょう。ふらのワイン工場の裏には、実はこんな絶景ポイントがあります。ワインを試飲して、ソフトクリームを食べてから、写真を撮る。こんな旅はいかがですか？

北海道の北のてっぺんに向かうには、なんといっても鉄道がおすすめです。道北の鉄道旅なら、トコトコ１両編成の普通列車で利尻富士を眺めにいくのが「ツウ」の撮り鉄。原始のままの豊かな森の中を進む鉄路には、道路からは見えない発見がありますよ。