春〜秋 道東 鹿追町 空飛ぶ生き物の目線で空中散策！
時速40キロの自然観察ツアー!!

日本最大の国立公園・大雪山国立公園内にあり、まわりを原生林に囲まれた然別湖。この湖や周辺の森をフィールドに、さまざまなアクティビティを提供している「然別湖ネイチャーセンター」が生み出した自然観察プログラム、それが「エアトリップ」です。これまで実施していたガイドウォークに「空中目線」を取り込んだ、およそ2時間のツアー。緑深い鹿追の森の中を散策しながら、森に暮らす生きものの目線になって空間を飛んでみましょう。わたしたち人間とはまったく違う角度から、大自然の魅力に触れることができます。

エアトリップに参加する際には、動きやすい服装（スカートはNG）と歩きやすい靴が必須です。受付を済ませた後は、スタッフの指示に従って専用のハーネスなどを装着し、レクチャーを受けたら出発！ ガイドスタッフが同行して、安全・安心にツアーを楽しめるようにサポートします。コースを目指して歩く間にも、森の生きものたちの痕跡や、珍しい草花など、なかなか出会えない北海道の自然を目にすることができます。ガイドスタッフもいろいろ解説してくれますが、気になったことはどんどん質問してみるとより楽しめますよ。

エアトリップでは、虫の目線、鳥の目線、モモンガの目線など、高さ・距離・速度がそれぞれ異なる5つのステージを体験します。森の中に張られたワイヤーケーブルを使って、いよいよ空の散歩へ出かけましょう。スタートするときはちょっと怖いかもしれませんが、独自のブレーキによって安全に停止・着地することができますから、思い切って飛び立ちましょう。移動の際は、ガイドがスタート側とゴール側についてフォローします。最初は短めのコースからスタートして、だんだんと距離や高さなどのレベルがアップしていくのも安心！

森の中に張られた合計735メートルにも及ぶワイヤーを、森の生きものになりきって飛ぶのがエアトリップを楽しむポイント。コースの最も高い所はビルの5階程度の地上約14メートルと、まさに鳥の目線で空を飛ぶ体験ができます。また、最高速度も時速40キロ以上とスリル満点。上から見た森には、地上とはまったく違う世界が広がっています。ただ単に飛んで楽しむだけでなく、北海道の自然のことや、森に生きる命のつながりなど、興味深い発見がたくさんあるのがエアトリップの魅力。体験した後には、自然を見る目が変わっていますよ。