2016年8月現在、北海道で5ヵ所が認定されているジオパークで、
楽しみながら地球と人間との関わり方について考えよう。

ジオパークってなに?

ジオパーク「地球・大地(ジオ/Geo)」と「公園(パーク/Park)」を組み合わせた言葉で、「大地の公園」という意味です。 地球(ジオ)を丸ごと楽しむことができる場所をいいます。 それぞれの地域にある大地(ジオ)の上で、動物たちや植物たちが生きる自然(エコ)が広がり、その中で人(ヒト)は生活して、文化や産業などを築いてきました。 ジオパークでは、これらの「ジオ」「エコ」「ヒト」の3つの要素のつながりを楽しみながら知ることができます。 ジオパークでは、最初に見どころとなる場所を「ジオサイト」に指定して、多くの人に将来にわたって利用してもらえるように保護を行うとともに、教育やジオツアーなどの観光に活かし、地域を元気にする活動やそこに住む人たちに地域の素晴らしさを知ってもらう活動を行っています。

  • 世界ジオパーク

    2004年、ユネスコの支援によって「世界ジオパークネットワーク (GGN) 」が設立され、2015年11月にユネスコの正式なプログラムになりました(2014年9月に国際非営利組織「世界ジオパークネットワーク協会」に変更)。 高品質のジオパークを世界ジオパークとして加盟認定し、2016 年8月時点で、ヨーロッパと中国を中心とする33か国120地域(うち日本は8地域、北海道は2地域)のジオパークが加盟しています。

  • 日本ジオパーク

    日本ジオパークは、ユネスコ世界ジオパークとは別に、日本ジオパーク委員会の認定を受けた国内版のジオパークです。2016 年9 月時点で、ジオパークは国内に43地域(うち北海道は5 地域)あります。 「ジオパーク」に認定されるためには、日本ジオパーク委員会による審査を受けて合格しなければなりません。 また、認定後も再審査が4 年に1 度行われ、活動がきちんと行われているかのチェックがあります。

北海道内のジオパーク(5地域)

  • 洞爺湖有珠山ジオパーク(世界ジオパーク)

    2008年12月「日本ジオパーク」加盟
    2009年8月「ユネスコ世界ジオパーク」加盟

    アポイ岳ジオパーク(世界ジオパーク)

    2008年12月「日本ジオパーク」加盟
    2015年9月「ユネスコ世界ジオパーク」加盟

    白滝ジオパーク

    2010年9月「日本ジオパーク」加盟

    三笠ジオパーク

    2013年9月「日本ジオパーク」加盟

    とかち鹿追ジオパーク

    2013年12月「日本ジオパーク」加盟